静岡清水興津港 しらす屋西宮丸 携帯サイト
静岡清水興津港のしらす屋西宮丸は、携帯サイトもご用意しております。しらす屋西宮丸の新鮮情報を随時配信致しますので宜しくお願いします。こちらのQRを携帯で読み取って下さい。
そもそも、しらすって...
しらすといえば小さな白い魚ですよね。
そもそもしらすと言うのは、透明の稚魚の事をさす言い方で、実はウナギの稚魚等もシラスウナギといいます。
また、白魚をしらすが少し大きくなったと間違える人もいますが、白魚はシラウオ科であり白魚のままで一生を終わる為、しらすとは呼びません。
一般的に出回っているしらすは、カタクチイワシの稚魚(しらす)なのです。
しかし、マイワシとカタクチイワシの漁獲量は、25年から30年の周期で入れ替わるように思われます。
全般的にカタクチイワシのしらすが多いのは、産卵期がおおまかに年3回有る様だと思います。
逆にマイワシに付いては、年一度程度の産卵でしかしませんので、必然的にしらすの漁獲も春先の漁だけで終る事が多いようです。
鰯と言う漢字は、魚片に弱いと書いて鰯と言うように、鮮度が落ち方は大変に早い魚です。
鱗の無い魚ほど鮮度の落ちるのも早いものです。
春先のしらす漁では少量のマイワシ及びウルメイワシの稚魚(しらす)が入る事が在りますが、近年漁獲量が多いしらすはカタクチイワシの稚魚(しらす)です。
しらすの獲り方
しらす漁法は、現在、船曳網漁法が主流ですが、他にもたも網漁法(たも網にて夜間灯を照らし浮いているしらすを、すくう漁法)等が在ります。
主流の船曳網漁法にも、二艘曳き漁法と一艘曳き漁法の2種類があります。
- 【二艘曳き漁法】
二艘の船で網を引きしらすを取る漁法。 - 【一艘曳き漁法】
一艘で網を引きしらすを取る漁法。
それぞれの違いですが、二艘曳き漁法は、二艘の船で網を引く為にある程度しらすが入るまで海の中の網を引いて走ります。
一艘曳き漁法は、一つの群れを網で囲み引き上げる漁法です。
この為二艘曳き漁法と一艘曳き漁法では、しらすの鮮度及び取れる量に違いがあります。
ただし、しらすを船内に引き上げてからの処理については、各地区の方法が異なりますので鮮度等の違いは、その地区により異なるのが現状の様です。
尚、一艘曳き漁法と二艘曳き漁法の太平洋岸の境は、旧静岡市以西と旧清水市以東で、分かれている様です。
しらすの特性
しらすは、夜間餌となる動物性プランクトンは食べずに空気袋を膨らませ労力を使わずただ漂っています。
日の出と共に海面まで上り、空気を吐き餌の捕獲に行きます。
空気を吐いた後は、イワシの習性と同じく群れを作る習性が有る為しらす船曳漁法が成り立つのです。
通常売られているしらすは、ちりめん干し、釜揚げしらす、東京干し(塩を強くし半部位干したしらす)、釜揚げを天日で少し干したしらす等かと思われます。
サイズがそろっていて、色の白いものは良いしらすとの事ですが、味による評価はあまり聞きません。
上記の評価については見た目重視による従来の評価ですが、しらすの評価は魚である以上、味が最優先されてもいるのが良いのではないかと思うこの頃です。
見た目が白いしらすはマグロなどで言う油が無いので、逆に少し黄色身をおびたしらすの方が、味が美味しく感じられます。
しらす干し等は、サイズがそろっていてなるべく魚体が曲がっていないものがよいとされていますが、実は鮮度の良いしらすを釜揚げするとしらすのお腹のほうに曲がるしらすが多いのです。
長年しらすに携わっている西宮丸の評価は、市場の評価とは少し違う様な気がします。
しらすには、お腹の白いもの・お腹の少し赤いもの・大きめのお腹が少し銀色のもの等が有るのをご存知ですか?
赤いものと白いものに関しては、動物性プランクトンを食べているのですが、違いは食べているプランクトンの種類によるもので消化されてしまえばお腹は白くなります。(エビ及びカニ等の甲殻類のプランクトン食べると赤くなる)
甲殻類以外のプランクトンを食べているしらすに関しては、初めから赤くなる事は余りありません。(食べるプランクトンによっては、色が多少付く事もある)
少し銀色になっている大き目のしらすは、少しイワシ(成魚)になりかかっていると思われます。
しらすの魚場的には、全国的に見て砂浜のある海岸がある所、大きな河川がある所などに多く、湾の奥で海水と真水が多く混じるしらす漁場程、しらすの味は良い様に思います。
しらすに関するご質問など
- ・しらすの漁法をもっと知りたい!
- ・しらすの特性・性質を教えて欲しい
- ・しらすの...?